20141019 ジュリエット通り@シアターコクーン

日曜日、渋谷。無事に駅からは出られたけど渋音という音楽イベントやってて、それのせいじゃないと思うけどひとがすごかったよ。久しぶりに休日に渋谷を歩いたけど疲れた。安田くんががんばっているジュリエット通りを観に行ってきました。というかむしろわたしは風間杜夫目当てっていうのもあり。ネタバレするのでたたみます。





HPのストーリー見てもあんまりロミジュリな感じがしなかったのですが、観終わってみて父と息子の愛憎劇的な印象が残りました。ヤスくん演じる太一と大政絢さん演じるスイレンよりも、太一と風間杜夫演じる父の話という感じがしました。大真面目に論じていたかと思えばいきなりシャレみたいなセリフが出てきたり踊ったりで笑うタイミングを外すともう笑えなくなってしまうー。このあたりが岩松さんなのかしら。観終って何が一番残ったって「福神漬エスカレーター」です。カレー食べたい!て思った。エアカレーのシーンはちょうシュールだった。


主演二人の恋物語はそこそこに、群像劇的な雰囲気もあり、というか結構群像劇だった。烏丸せつこさんと娘の話がもっと深いとこまで行くのかと思ったらあっけなく終わるし、東風さん(真中瞳さん)と池津さんの上客を巡っての火花がもっとあるかと思いきやそうでもなく。相変わらずトリッキーすぎる。あの英語とかフランス語とかは何の意味があったんだろう。昭和しかも戦後の雰囲気を出しつつ現代なんだよな。その辺もここだけ違う世界ができあがっているようで不思議だった。


今回コクーンシートだったので残念ながらラストのヤスくんと風間さんのシーンがほぼ見切れていてセリフがないシーンで何が行われているかよくわからなかったのですが、最後の「蟻だ・・・」てつぶやいているヤスくんと風間さんの姿を見て、最初の方で出てくる虫を突っついている男の子の話があぁぁって繋がったっていうか繋がってるのかどうかも怪しいんだけど、わたしはヤスくんと風間さんに親子関係はなくて、ヤスくんを育てることが風間さんにとっての何かの禊なのかなぁと思いました。ジュリエットっていうのが風間さんのお母さんなのか前妻なのか・・・とか思ったり、時間の流れがわかりにくいので何とも言えない。セリフが膨大でちょっと覚えていられなかったです。ただわたしはとにかくもうヤスくんと風間さんの舞台!って感じがしてそこに感動していた。そういう意味でだけどラストシーンも素晴らしかったと思う。


ヤスくんは頑張ってるねって感じが全然しなかった。すげい。普通でした。いい意味で。顔立ちも舞台向きなんだよな。ヤスくんはジャニーズの舞台よりも外部の方がいいですね俄然。コクーンはヤスくんに合ってると非常に思いました。風間さんは母が昔から大好きだったので子供の頃に「美しきものの伝説」を観に連れて行ってもらって以来舞台やコンサートにいくつか、一人芝居や落語も行ってるんですけど面白い役とか怖い役とかなんでもござれな感じがこの年齢でまだまだこれだけ幅があるのがすごいなぁと思います。ごめんね青春も面白いし、これからもエイトとなにか共演していただけたら嬉しいなぁ。