2014W杯ブラジル

日本代表はひとまずお疲れさまでした、としか言えない。まだお疲れさまを言いたくないのだけれど。


初めてW杯に出場したのが98年のフランス大会。盛り上がりはすごかったけど、ある意味初めて世界のサッカーを知るっていう部分も大きかったし、その後は日韓で開催国枠だったし。日韓の時の若手が育って黄金世代と俊輔やヒデが混じったドイツ大会が楽しみねーって思ってたら思い出したくもないもはや記憶の彼方に過ぎ去ってしまうようなそんな大会になってしまい。。。南アフリカは最初の注目度も低かったし、武者修行に海外に出た選手も何人かいて新しい世代で好きにやれた、且つベテランもいて締めるとこは締めてくれたってのが功を奏したのかなーと思う。今大会、本田は好きだけどあまりに本田中心になりすぎてはいなかったかと。もちろん実力もあるし頼りになる存在ではある。けど、世界の、というかW杯のレベルとしては何かが足りなかったんだろうと思う。というか、代表を引っ張る力量、かな。それは別に本田にだけではなく。采配も、、、正直言って「ん?」て思うところもあったし。若い選手連れて行ったのになんであんまり出さないのかとか。まぁちょっとこれは個人的な感情が混じりまくりそうだからあんまり書かないでおく。。。攻撃的サッカーって言っても相手に取られた以上に点を取れるわけではない攻撃サッカーなら意味がないと思うし、前大会の守備的サッカーに限界を感じたってどっかに書いてあったけど、結局今回みたいに攻撃が有効にならないからずるずる自陣に下がって走る距離ばっかり増えて疲れた後半にポンポンやられる展開ほど見ていてつまらんものはない!今だから言うなと言われたとしても言いたい!1戦目から全くワクワクしなかった。南アのオランダ戦の方がよほどワクワクしたよ。


ドイツ大会の予選リーグ最終戦のブラジル戦が終わった後の中田ヒデの姿は、それだけはいつまでもつい最近のことのように覚えています。それから数日後に引退を表明したのだけど。コロンビア戦前にジーコと中田の対談がテレビで流れ、またあの日のことを思い出しながら泣きながら見てしまった。あの時チームで何が実際起きていたか真実は知りません。でもマスコミが書き立てたようにばらばらであったことだけは明確だった。本田がそうなる・・・ような予感もなくはなかったけど、このブラジル大会へ向けて本田が本当にチームの中心でありつつ、きちんと皆からいじられたりするような存在であることがわたしは嬉しかったのだけど。あの時のヒデの姿があまりに悲しかったから。華々しい活躍をした選手が有終の美を飾れるとは限らないんだなぁ、と。


「最後は個の力」というのは本田の言葉だけれど、強いチームとやるときにはいい形、自分たちの形を作ってシュートまで行ける回数なんて限られている。だから最後は個の力、なのだろうけど、伝統のあるチームは自分たちのサッカーをしながら出すべきところで個の力を出す。昔みたいに同じリーグで戦っていた代表は、たとえ敵チームであってもこの選手がどんなプレーをするのか頻繁に感じ取ることができた。でも今は日本の選手もヨーロッパの各国のチームに在籍している。代表に招集されて戻ってきても合わせる時間は限られる。あぁ日本もこういう国にやっとなってきたんだと思います。まだまだやっと始まり。W杯で決勝トーナメントに進むのが当たり前の国ではなかった。W杯では実力があっても運も味方しないとなかなか上には進めない。面白いサッカーが見たいです。圧倒的なエースの存在が欲しいです。日本には伸びしろがたくさんあるし、これから自分たちらしいサッカーを築けるわけだから、たくさんまた楽しませてください。しかし毎回こういう展開というか、上にも書いたけど日韓後にシドニー五輪世代が主流になったら日本は強い!みたいな風潮になって、ドイツでボロボロ、南ア後に南アでベスト16になった若手メンバーと香川世代が組んだら最強!みたいな風潮になって惨敗、ていうのがここんとこ続いているので、ほんとネームバリューも大事だけどコンディションだよね。クラブチームではよくても代表ではめっきりって場合も多いのが辛いところだけど。


それにしてもヒナちゃんがTBSのW杯仕事をしたおかげで普段はサッカーを見ないエイターさんも結構見てるって書いてたりして影響力!と思いました。ほんと、サッカー知らなくても「シャビとイニエスタ」はだいたいのエイターが知ってる言葉だと思うwそのシャビとイニエスタも決勝Tに進めないんだもんなー。W杯は何が起こるかわかりません。シャビ・アロンソってわたし名前がちょうおしゃれっていつも思っていたよーお疲れ様でした。